2017-06

奥穂から西穂へGo! - 2011.09.30 Fri

2011年9月26日(月)~27日(火)  ず~っと

週末に頑張って仕事を片付けた甲斐あって、平日に休みがもらえることになりました
天気予報を見ると26日~27日は上々のお天気の模様とくりゃ、かねてより切望してた北アルプス最難関の岩稜縦走にアタックするしかないっしょ
今年は7月末に計画したものの荒天で一旦は諦め、その後、虎視眈々とチャンスを待っていたのでした
しかし心配だったのは、アタック前の24日から寒気が到来し、各地の山々から初冠雪やら初氷の便りが届いてたこと
3000mの岩稜が凍ってツルツルだと危ないことこの上ないからね~

でも、天気予報は週明けから寒気が緩むと言ってるし、とりあえず山小屋まで行ってみて、危なそうだったら諦めて戻ってこようと、副隊長と相談して岐阜を出発したのでした
さて、山歩きを始めてからず~っと念願としていた岩稜縦走は一体どんな按配だったのでしょうか、ご紹介させていただきま~す (※写真多過ぎてゴメンナサイ




前日、新穂高から入山して、白出沢を登り穂高岳山荘に到着してました。
平日だから、山小屋はさぞや空いてるだろうとの予想は見事に裏切られ、次から次にやって来る登山客でかなりのごった返し状態・・・・・みんな考えることは一緒なんだな~って実感です

さて、縦走アタック当日、まだ他のお客さんが動き出す前に、太陽のロビーでササっとモーニングを済ませて出発することにしました
20110926~27 (1)

心配していた冷え込みも予報どおり緩んでくれてスーパーラッキー
奥穂高岳の山頂に向かう岩場に凍結は認められず、靴底もしっかりグリップして一安心です
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空が明るくなってきました
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こちら、奥穂高岳(標高3190m)の山頂
朝のウォーミングアップも終了したので、さぁ、気合を入れて縦走路に向かうぜ~ぃ
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おお~っ、目指すジャンダルムが朝日を受けて輝いてますがね
それにしても、手前の稜線は一見してガレていて、小心者の私には恐怖です
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ガレガレの稜線を恐る恐る進むと、早くも本日の第一関門馬の背に突入です
写真では良く分からないけど、現場を目の当たりにすると、ネットで見てた写真以上に両側がスッパリ切れ落ちてるようでメチャおっかないのです
20110926~27 (6)

かなりビビリつつ、何とかかんとか馬の背を降りきって胸を撫で下ろしていると、副隊長曰く な~んだ、馬の背ってこれでおしまいなんだ だとさ
我が家は、いざと言う時、絶対にカアちゃんの方が強いと思った
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馬の背を無事通過したものの、ガレガレの不安定な足元は続きます
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ジャンダルムに向けて、こんな岩場を登ったり・・・・・。
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こんな崖っぷちを歩いたり・・・・・。
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また、こんな崖に取り付けられた鎖を頼って登り返したり・・・・・。
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そして、登りきると憧れのジャンダルムが目の前でした
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ジャンダルムに直登する人もいるでしょうけど、我々はより安全な左側から巻いて登るルートを選びます
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取り付き点から少々の登りで、ワオッ!
会いたかったんだよね~、この天使ちゃん
ジャンダルムの天使が出迎えてくれましたがね
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副隊長、ジャンダルムの取り付きで、チー様直伝の喜びの舞を披露してます
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さて、ジャンダルム登頂の感激を堪能した後は、まだまだ先の長~い縦走路をひた歩くことに
反対側から望むジャンダルムって、まるっきり別の形なんだね~
個人的には、奥穂高側から望むジャンダルムが格好良くて好きですな
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延々と続く稜線の先には尖がった西穂高の山頂が遥か下方に見えてます
快晴のメチャいい天気に恵まれ、我々、最高にラッキーですネ
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西側には、先日、牛ちゃんと登ったばかりの笠ヶ岳頑張ってちょ!と微笑んでるようでしたね
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すると、すぐに崖っぷちを急降下です!
この縦走路って、ホッとできる場所が少なく常に緊張状態を強いられるから疲れるんだわね~
この先の降りきった場所が天狗のコル(岳沢との分岐点)ですな!
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奥穂高山頂から下って下って、3時間余りを要して天狗のコルに着きました
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まだ時間に余裕があったので、ここで大休止
穂高岳山荘で作ってもらったお弁当(朴葉寿司)、いただきま~す
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天狗のコルから天狗の頭(標高2909m)への登り返しは、まずオーバーハングの岩壁に取り付いて、鎖を頼りに腕力で体を持ち上げなければなりません・・・・・・コレを見た副隊長、重たい体を持ち上げることが出来るのか少々不安のご様子。
副隊長にとって、まさに馬の背より手強い場所と言えますな
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どうにかこうにか岩壁を登りきると、その向こうに天狗の頭が現れました
先行者が山頂で休んでます
天狗の頭の左奥には西穂高の尖がりピークがほぼ同じ高さに見えました。だいぶ降りてきたんだな
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天狗の頭の山頂で、山友の抹茶んがやってた天狗の真似 
コレ、やってみたかったんだよね~
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こちらの尖がりは天狗の頭から望む間ノ岳(標高2907m)
いろんな方のレポを読むと、この間ノ岳が一番危険を感じたってコメントが多かった
この時は、いったいどんな場所なんだろうって漠然とした思いしかありませんでしたが・・・・・・。
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天狗の頭の南斜面は、かの有名な逆層スラブ
長~い鎖を伝って降りて行きます。 見て、この高度感
でも、靴底のグリップが効いてくれて意外に恐怖は感じなかったな~
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そして、いよいよ一番危ないと言われる間ノ岳への登りです
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確かに、いっそうガレガレとなって、どこかの岩を引っこ抜いたら山全体が崩れてしまいそうな雰囲気がありましたが、意外なほど呆気なく間ノ岳の山頂に着けました
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フ~ム・・・・・、ここまでは取り合えず順調だったぜぃ
でも、こんなガレた場所だけに油断は禁物です
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そして間ノ岳の南斜面を慎重に下って行くと・・・・、危ない場所ってまさにココやん。もぉヒヤヒヤもんでした
浮石がヒドいの何のってアンタ、慎重に足を進めていても予期せぬところで大きな岩が動き出すわけよ
この場所での遭難事故って、間違いなく落石によるものでしょう
落石は落としても落とされても後味悪いし重大事故につながるから、縦走される方は特にこの場所にご注意くださいね~
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ヒヤヒヤしながら間ノ岳を降りきると間髪入れず、お次は赤岩岳の岩塊へ登り返しが待ってます
ここまでにスゲ~緊張を強いられたせいか、メチャクチャ喉が渇くったらありゃしません
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ここも間ノ岳と同じく、ガレガレの岩が積み重なっただけのような斜面を慎重に登っていきます
もうこの頃になると高度感は全く眼中に無く、ひたすら落石の恐怖だけが気掛かりとなってましたね
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赤岩岳のピークから、間ノ岳とその奥に聳える奥穂高、前穂高を望みます
やっぱり奥穂高って標高が高いよね~
遥かなる穂高縦走のゴールまで、もう少しの頑張りだぜぃ
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西穂高岳の北隣にあるP1ピークが間近に迫ります。 
ここら辺りからハイマツが一気に増えます(これ、カドマツ!)
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もう、エエ加減にしてくれ~って言いたくなるほど、最後の最後に長い長~い鎖場を登って・・・・。
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やっとP1ピークに着きました。 ハイマツの中からバンザーイ
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西穂高岳の山頂はもう目の前です。 副隊長、本当によく頑張ったよ
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ここまで全く無機質な岩稜が続いてましたが、P1ピークの南斜面に一輪だけお花が咲いてましたよ
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そしてそして、穂高の小屋を出発してから約7時間を要し、ついについに西穂高岳の山頂に無事辿り着きました~
念願だった奥穂高から続く稜線を繋ぐことができ、とても大きな満足感と同時に、無事に辿り着いてヤレヤレという安堵感に包まれた瞬間でした。本当に無事で良かったよ~
ちなみに西穂高岳の山頂には誰もいなかったので、副隊長と二人、ささやかに縦走達成を喜びあいました

20110926~27 (39)


~PS~
西穂高岳へはロープウエイを利用して過去に何度か登っていてお盆にも次男と一緒に訪れたばかり。
あ~、ここからはやっと歩きなれた道だぜぃ」と、今までの緊張が一気にほぐれて気持ちが楽になったのも束の間で、西穂高から独標までの間がこれまでにないほど長~く、そして危な~く感じたのでした!
軽くなってるはずのザックは肩に食い込んで痛いしどうなってるんだ俺ら
そりゃそ~だわね~、いい加減くたびれてたんだから体力的にも限界が近かったんでしょう
今回の縦走で一番つらかったのは、実は西穂からの下りだったかも知れません。トホホ・・・


~PS2~
2年前、テント装備で槍穂縦走を計画したものの、ヘタレの梨丸隊は槍ヶ岳から出発して北穂高に至った時点でギブアップ。奥穂高に向かうことなく涸沢カールに降りたのでした
来年はチャンスがあれば、まだ歩いてない奥穂から北穂の間を歩いてみたいと思ってます。もちろん安全第一でネ
ちなみに副隊長曰く、「やっぱり、ジャンよりトガスの導水管下りの方が怖かった!」だってさ。何だかな~

● COMMENT ●

オッ、

UPされましたね。
二人ならいろんなポーズで写真を撮れて楽しそうですやん。
家に帰ってじっくりとレポを拝見させて頂きます。

お疲れ様でした

感動が一杯伝わって来ました
その分写真も多くなりますよね~
実は・・・ブログでどうやってまとめるのか心配してました
1年前の感動を再び思い出しながら読ませてもらいました
ありがとうございました。

幅隊長と同じくトガスの導入管は馬の背に負けないくらい
おそがいとこでした。

ハゲしい

> 3000mの岩稜が凍ってツルツルだと

言ってはいけないことを言ってしまったのね
私の家では、ツルツル、ハレーション、テルテル坊主等は禁句です

そんな危険なところは、やっぱ行きません、でなく行けませんv-12

日々坦々と

残り少ない人生、やはり静かに過ごしたい。
改めてそう思ったワタシです。

やっちゃいましたね

タッセイおめでとうございます
画像とコメントを拝見して臨場感タップリです!!
西穂に到着したときの安堵感は分かりますよ~~
ほんまに好天で好かった×2
すっごく我がことのようにうれしいですよ~
おめでとう!

Re: オッ、

鳥さん

熱望して早何年たったことでしょうか、ようやくあのルートを繋ぐことが出来ましたe-319
今回の山旅はラッキーが重なって、これ以上望めない好条件に感謝感激でした
e-349

Re: お疲れ様でした

まっちゃん様

おかげ様で無事に歩きとおすことが出来ましたe-319
アタックに先立って、まっちゃんのレポを何回拝読させてもらったことでしょうかe-2
一足先に歩かれたまっちゃんの貴重な体験が我々の励みになったことは言うまでもありませんe-348
間ノ岳には近寄りたくないですが、ジャンダルムにはもう一回行ってみたいっスね~[
絵文字:e-342]

Re: ハゲしい

牛ちゃん

ツルツルでなくて本当に助かりましたe-319
牛ちゃんもツルツルでなくて良かったですがねe-454
何度も言いますが、本当にツルツルでなくて良かった良かった
e-1

Re: 日々坦々と

老師様

おかげ様で無事帰還いたしましたe-319
あの稜線、しっかり電波が届いてましたから携帯電話が使えますe-155
途中経過を実況すればよかったですね~
e-2

Re: やっちゃいましたね

山えいちゃん様

ありがとうございますe-348
おかげ様で無事に歩きとおすことが出来ましたe-319
西穂に到着したときは本当にこれ以上ないほど嬉しかったッスね~e-266
その後は予想だにしない長~く大変な下山でしたがe-330
本年はこれで北アも打ち止め・・・・・・・・・・かな
e-3


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